最近の購入本

平成マシンガンズ

関係性のなかの非行少年―更生保護施設のエスノグラフィーから

　松嶋さんの本は新宿ジュンク堂で買いました。最初心理のコーナーに行ったんだけど見つからず。エスノを使ってると聞いたので，社会学かな・・・？と思って社会学コーナーを探すも見つからず。店員さんに頼んで在庫を検索してもらったところ，｢少年法｣のコーナーにありました。なんで少年法。この本はじっくり読みたいので，帰省用です。アパート〜空港〜飛行機〜空港〜電車〜タクシー〜実家で読みます。4時間半くらい。これくらいあれば丁寧に読めるかな。

　平成マシンガンズは読み終わっています。これは，面白い。あ，いや，面白いというか，興味深い。近々，これについて何か書きたいです。本の装丁も好き。ハードカバーだけど，1000円くらいなんで，若さの勢いを感じる文章に触れたいのなら，是非。作者は中学生。それを十分に理解した上で読むべき小説だと思う。色々なことを語りたくてしょうがないのだけど，でも，だけど，語りきりたくない，語り終えたくない，語り終えられない，その，無邪気さがとても恐い。

　結末の無難さが，｢だって大人も読むでしょう｣的なアピールを感じてしまうのは，もう，俺がおっさんだからか・・・。ちなみに，amazonの評価欄で，｢中学生以下が読む小説?大したたこと無いよ｣的な評価をしている奴がいるのだけれども，全力疾走で見る目無し。もうちょっと，頭使って言葉を追ったら，という感じ。