大学には1人でいる場所が意外と少ない


 大学も新学期が始まり,キャンパスはサークルの勧誘で賑やかです。ポジティブに言えば賑やかです。キャンパスを歩いていれば,ほら,勧誘を・・・されません。もうされません。なので,寂しく,キャンパス内のあちこちに貼られた勧誘のポスターを眺めます。


 その中に目を引くものがありました。『大学には1人でいる場所が意外とすくない』という文字が大きく書かれています。少ない。なるほど。少ないのか・・・。


 キャンパスは広いです。図書館や学生食堂,生協,そしてキャンパスのあちこちにあるベンチ,芝生の上にだって座れます。どこだって,「それが可能だ」という意味では,1人でいることが出来る場所です。だけど,『大学には1人でいる場所が意外とすくない』わけです。


 もちろん,「だから,うちのサークルに入って居場所を見つけよう!」というメッセージがこめられたものだということはわかっています。だけど,そのメッセージを伝えるために『大学には1人でいる場所が意外とすくない』というフレーズを持ってくるところに,大学生の姿が透けて見えた気がしました。結構意味のあるフレーズだよなぁ,と感じたわけです。



 何故意味があるのかは,まぁ,みんなの宿題だ。テキストの要約じゃなくて,きちんと自分の意見を書いてくること(単に書くのが面倒なだけです)。