再録コルサコフ
新宿から八王子方面へ向かう途中の電車の中で.
中途半端な時間だった為,車内は比較的空いていて,問題なく座席に座ることが出来ました.そして読みかけの本を読もうと鞄から取り出したとき,その出来事は起きました.
正面に座った女性,素敵過ぎです.ロマンティックがとまらない.あまりの素敵さに読むつもりだった本を再び鞄にしまって,その人を視姦,ちがった,凝視,あ,いや,注目したわけでして.はい. だって男の子だから.
正直言って,あれほど素敵な女性を見たのは久しぶりでした.驚きです.きっとあの人は御伽噺の国の人に違いない.実在しないのです.そう,それは幻.
にしても世の中まだまだ捨てたものじゃないなぁと,一人うなずく僕.なんか楽しい(安い).いやいや,彼女も楽しそうです.楽しそうにしゃべっています.ん?しゃべってる?
隣に男がいました.
あー,あれは多分友達.ホラ,だってあきらかにつりあってないし.というか,「いい人そう」のフォローも出来ないくらいアレな感じだし.
と,余裕の表情を保つ僕でしたが,直ぐにそれは驚愕の表情へと変化したのです.
イヤ,彼女,男にめちゃめちゃしなだれかかってるんですけど.よしかかるとかもたれかかるとか,そういうレベルじゃなくて.ということは彼氏?明らかに?育成中?
いや,ね.僕だって別に人様をどうこう言えるようなルックスなわけじゃないですよ.だけどね.あれは,あれは酷い.全くつりあってないんです.なんか,レベル30くらいの女勇者が,イエローオーブ取る為だけにレベル1の商人つれて歩いている感じ.なんて例えだ.ドラクエ3か.あ,いや,それくらい格差があったんですけど.なんか常に最後尾めいた雰囲気をかもし出していたし.あの男.
でも,だったら男(商人)はおそらくどんどんレベルアップするはず.一回の戦闘でいっきに3レベルくらいあがるの.そして死なないように,一応それなりの装備を買ってもらえるの.そう考えると,あの男って凄く幸せかもしれないですね.
あ,だけど最後には身包みはがされてイエローオーブをとる為に未開の街に置いてけぼりにされるのか.そして商人は一生懸命街をでかくしてでかくして,その結果女勇者は労せずみごとオーブを手に入れると.女勇者一人勝ち.ゲームの世界も現実もそれ程変わらないなぁ.ラーミアのりたいなぁ.
とか,妄想してると割と早く時間は過ぎてゆきます.